ME35-AM16 コルチゾール産生副腎腫瘍によるクッシング症候群の患者の所見で正しいのはどれか。

Q コルチゾール産生副腎腫瘍によるクッシング症候群の患者の所見で正しいのはどれか。

1. CRH 分泌減少、ACTH 分泌減少
2. CRH 分泌減少、ACTH 分泌不変
3. CRH 分泌減少、ACTH 分泌増加
4. CRH 分泌増加、ACTH 分泌減少
5. CRH 分泌増加、ACTH 分泌増加

(第35回臨床工学技士国家試験問題　午前16)

▶答え　(クリックで展開)

A　１

ネガティブフィードバック調節機構を問う問題。

正常な状態では、CRHはACTHの分泌を促進し、ACTHはコルチゾールの分泌を促進する。コルチゾールは分泌調節の上流にあるCRH及びACTHの分泌を抑制する。この制御ループにより、コルチゾールは増えすぎたり減りすぎたりしないよう調節されている。

コルチゾール産生副腎腫瘍では、コルチゾールの分泌はACTHのコントロールから外れて増加しており、コルチゾールの作用によりCRH、ACTHの分泌は正常時に比べ抑制される。

(＊)　解答は公開されているので合っていますが、解説については誤りがあるかもしれません（一応、調べてはいますが）。予めご了承ください。