Q 上行性伝導路はどれか。
1. 視蓋脊髄路
2. 前庭脊髄路
3. 赤核脊髄路
4. 脊髄視床路
(第30回柔道整復師国家試験問題 午前70)
A 41. 下行性伝導路のひとつ。中脳上丘(視蓋)から対側の前索を下行し、頚髄の前角介在ニューロンに終わる。視覚入力に対する反射的な頭部・頸部の運動を担う。
2. 下行性伝導路のひとつ。外側前庭脊髄路と内側前庭脊髄路が存在。前庭脊髄反射(外力を受けると反射的に四肢の筋緊張が変化し、姿勢の崩れを未然に防ぎ、体平衡を保とうとする反射)の出力路を主に担う。
外側前庭脊髄路は外側前庭核から同側の前索を下行し、主に介在ニューロンを介して運動ニューロンに接続する。
内側前庭脊髄路は内側核・下核・外側核からはじまり両側性に下行し、主に上位頚髄に投射する。
3. 下行性伝導路のひとつ。中脳赤核から対側の側索を下行し、灰白質の背外側部の介在ニューロンに終わる。
4. 〇
(*) 解答は公開されているので合っていますが、解説については誤りがあるかもしれません(一応、調べてはいますが)。予めご了承ください。